投球時に肘痛が出現します。疼痛の出現部位により様々な原因が考えられます。
最初期には肘痛がない場合もあり、早期発見、早期治療が非常に重要になります。

投球動作の繰り返しによって起きる肘周囲の障害ですが、骨や筋力、投球フォームが未熟な小中学生に起きやすいとされています。
無理なフォームによる靭帯へのストレスや、未熟な骨に対する牽引ストレスが主な原因と言われています。

• 内側型は、上腕骨の内側上顆に付着する筋肉の牽引力（引き伸ばされる力）によって、付着部に炎症が起き、痛みが発生します。
• 外側型は骨性の痛みのことが多く、場合によっては手術の対象になる危険な箇所です。無症状で病状が進行しているケースもあり、検診を含めた早期発見が重要です。ゆえに肘の外側の痛みがある場合は、一刻も早い検査が必要です。
• 後方型は上腕三頭筋（二の腕の筋肉）の牽引力により肘頭が痛くなります。

内側型、外側型、後方型に分けられます。
筋肉の引っ張る力により骨に繰り返しのストレスがかかって骨折を起こしたり、無理のあるフォームで靭帯にストレスがかってしまうこともあります。

早期発見のためのエコー検査を行うことができます。

症状が出てからでも、適切な検査を行い病状を把握します。基本的には休養が第一ですが、対外衝撃波で治療促進が可能です。
海外では用いられていますが、日本の保険では認められておらず、自由診療の強みとなります。
その間に柔軟性や筋力の向上を行います。

疼痛が消失したら、投球フォームの修正を行いながら徐々に球数、距離を増やしていきます。
MTX Academyのstrength, performance部門と連携を行いながら行いながら治療ができます。